解答と解説 |
戻る | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
《隠しミッション》 隠しミッションは、指令書の周囲に配置されている文字の中に隠されていました。この文字は一見しただけでは意味不明の文章のようですが、実は暗号になっています。この暗号を解くには、右下にある数式のようなものの意味を解明しなければなりません。これが暗号の解き方を示しています。 では、指令書に書かれた暗号を1つずつ解読していきましょう。
ミッション1(「陣」:花の散歩道)の隠し暗号
この暗号文は、ミッション1の本体の暗号の解き方のヒントになっていると同時に、隠された暗号(=隠しミッション)があることを示しています。右下の数式にあらわれるアルファベットは、それぞれT=Top(上)、R=Right(右)、B=Bottom(下)、L=Left(左)を意味しています。「=」の右側の数字は、何文字目の文字を使うかを示しています。つまり、「T=7+5+8+9」という数式は、上段にある文字列の7番目、5番目、8番目、9番目の文字を使え、という意味です。実際に数式に従って文字を拾うと、「のぶながのしるしをもつひとに」(=「信長の印を持つ人に」)となります。
隠し暗号の答え:「信長の印を持つ人に」
ミッション2(「ざ」:クラフトフェア会場)の隠し暗号
右下の数式にあるT、R、B、Lの意味はミッション1と同じです。「=」の右側にあらわれる小文字のアルファベットは、それぞれa=「あ」、u=「う」、e=「え」、o=「お」を意味しています。アルファベットに続く「+1」は1文字後を拾えの意味です。つまり、「T=a+1」という数式は、上段にある文字列で「あ」の次の文字を使え、という意味になります。同様に、右側の文字列からは「う」の1つ前を、下段の文字列からは「え」の2つ前を、左側の文字列からは「お」の2つ後ろの文字を使います。そうしてできあがった言葉は、「ぶいさいんし」(=「Vサインし」)となります。
隠し暗号の答え:「Vサインし」
ミッション3(「出」:白華輪チャリティライブ会場)の隠し暗号
右下の数式にあるT、R、B、Lの意味はミッション1と同じです。「=」の右側の数字は、文字列の先頭から何番目ずつの文字を使うかを表わしています。たとえば、「T=2254」という数式は、先頭から2番目の「し」、そこから2番目の「ず」、続いて5番目の「か」、さらにそこから4番目の「に」、というようにひろうことになります。続けて右側、下段、左側と文字を拾ってできるのが、「しずかにあいことばをいえ」(=「静かに合言葉を言え」)という言葉です。
隠し暗号の答え:「静かに合言葉を言え」
ミッション4(「い」:城見市会場)の隠し暗号
右下の数式の前には「間をひろえ」という言葉があります。つまり、何かと何かの間にある文字を拾え、といっているのです。その何かを示しているのが、そのあとにある数式です。ここに出てくる数字に1つの共通点があることに気づいたでしょうか。そう、16、25、81はすべて同じ数字をかけあわせたものになってます。たとえば、「T=16」は「16=4×4」です。「4×4」は九九では「しし」と読みますね。つまり、「T=16」という数式は、上段の文字列から「し」と「し」の間にある文字をひろえ、という意味なのです。同様に、右側の文字列からは「ご」と「ご」の間、下段の文字列からは「し」と「し」の間、左側の文字列からは「く」と「く」の間の文字を拾います。すると、「あいことばは」(=「合言葉は」)となります。
隠し暗号の答え:「合言葉は」
ミッション5(「!!」:上街道フェスタ会場)の隠し暗号
右下には「汚れる前にひろえ」という言葉があります。これは、濁音の前にあえう文字を使えということです。実際に文字をひろってみると、「しろみいちみなみこうさてん」(=「城見市南交差点」)となります。
隠し暗号の答え:「城見市南交差点」
隠しミッションの答え
解読した隠し暗号をつなげると、次の文章になります。 信長の印を持つ人に、Vサインし、静かに合言葉を言え。 合言葉は、城見市南交差点。 「信長の印」は信長の家紋である「五ツ割り木瓜」を指します。この家紋を背中につけた人が当日のまつり会場内を巡回していました。この人に向かってVサインをしながら、静かに合言葉を言えば隠しミッションはクリアです。 しかし、合言葉が「城見市南交差点」というのは何か変ですね。実は、これは合言葉の隠し場所を示しています。「城見市」は、当日行なわれていた軽トラ市ですが、その会場のすぐ南側にある交差点に、1本の旗がありました。この旗の下の方に合言葉が書いてあったのです。その合言葉は「ほととぎす」でした。 隠しミッションの合言葉:「ほととぎす」
ここで雑学を1つ紹介します。「ほととぎす」といえば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人の性格を表わす3つの歌が有名ですね。「鳴かぬなら 殺してしまえ ほととぎす」(信長)、「鳴かずとも 鳴かせて見せよう ほととぎす」(秀吉)、「鳴かぬなら 鳴くまで待てよ ほととぎす」(家康)。これにはもう一首、加藤清正の「鳴け聞こう 我が領分の ほととぎす」が加わることがあります。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||