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《真の財宝》

 《信長の秘宝》を発見したので、これで終わりでしょうか。どうもそうではなさそうです。なぜなら、「暗号の書」の右下には、まだ使われていない記入欄があり、その隣には「合格印」と書かれた欄もあります。それに、「暗号の書」の説明文をよく読むと、一番最後に「真実をつきとめてください。」とあります。つまり、まだ隠された「真実」があることが暗示されています。


まだ使われてない空欄

説明文の最後

 ここで、先に発見した《信長の秘宝》のプレートをよく見てください。<注意事項>の一番下に何やらおかしな文章がありますね。

・隠れた信長の印がみつかるとき、真の財宝
 がその姿をあらわします。

そうです、まだ見つけるべき《真の財宝》があるのです!

 

 この文章にある「隠れた信長の印」とは何でしょうか。そのヒントも《信長の秘宝》のプレートにあります。それは、上部にある「信長の秘宝を探せ!!」のタイトルの両サイドにあるマークです。これは「織田信長の家紋」=「信長の印」が半分ずつになったものです。これと同じようなものが「暗号の書」にもあります。


「信長の印」が
あらわれたところ

 「暗号の書」の内側のページの両サイドには、《信長の秘宝》にあったのと同じマークが2つずつあります。この半分になった「信長の印」が正しい形になるように、「暗号の書」を折り曲げましょう。折り曲げる位置には、「▲」マークがついているので、それを基準にして山折り(表紙側へ折る)にすれば、折合わさった場所に「信長の印」が2つ出現します。そのとき、2つの「信長の印」の間に文字があらわれます。

カニのさきのハヤシのなか

 この文章は《真の財宝》のありかを示しています。では、「カニ」とは何でしょう。それは、展望台最上階の天井に描かれている「かに座」の絵を指しています。その位置に立って外をながめてみましょう。公園の外側に中央高速道路が走っていますが、その手前にうっそうとしげった林があります。地図で確認すると、 そこは「野草広場」と呼ばれる場所です。どうやら、ここが《真の財宝》が隠されている「ハヤシ」のようです。

 「野草広場」は探し物をするには結構広い場所ですが、「カニのさき」の方角が正確にわかれば、《真の財宝》を見つけることができます。 それは、展望台からくつろぎ広場と野草広場の間にある橋を目印とした直線の延長線上になります。《真の財宝》は、公園と外とを区切るフェンスにつけられていました。


かに座の絵

かに座の方角

野草広場

《真の財宝》

《真の財宝》
 

 《真の財宝》のプレートには、右のような文が書かれていました。

 もうお分かりでしょう。この謎解きの一番最初に登場した、《信長の秘宝》をさがしている「わたし」なる人物は、織田信長その人自身だったのです。信長は、自分の後継者にふさわしい人物をみつけるために、この謎解きを仕掛けたのです。そして、これこそが「暗号の書」に隠された「真実」だったのです。

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